今春 野田生まれのコウノトリ 小美玉市のハス田で保護

心配していたことがとうとう現実になりました。
8月28日夕方、小美玉市下玉里共栄のハス田で両翼をネットに絡まれている天然記念物のコウノトリ1羽が海外研修生によって保護収容されました。

(コウノトリは30日の朝に死亡が確認されました続報はこちら)

コウノトリは29日午前に笠間市の動物病院に搬送され、手当の後、同日午後那珂市にある鳥獣センターに収容されました。

たびたびの搬送の影響からか、コウノトリは、地面に這いつくばっている状態で、翼の骨が折れているか否かは不明で、野生復帰の見通しも未定。

ただし、動物病院では歩いていたとのことです。

 

羅網したコウノトリ

 

両翼を怪我している状況から、天井網の上にいきなり降りた可能性があります。

コウノトリにはGPSが装着されており、足環の色から野田市の施設で今年3月に生まれ、6月に放鳥された雄の「大地」と判明。

放鳥当初は、施設付近に留まっていましたが、その後つくば市、小美玉市と行動範囲を広げていたさなかの出来事。

土地勘と社会経験がない幼鳥だったために、この災禍に遭ったようですが、1年中ハス田に張りっ放しの防鳥網があるための出来事です。

現在、山口、佐賀、熊本、石川の各県のハス田を視察していますが、夏に防鳥網を張っているのは茨城県だけです。

現在の半永久的な構造の防鳥網ではなく、取り外しが簡単なものを使うことによって、必要のない時期に防鳥網を張らない気遣いが求められます。

 

~ 夏場に防鳥網を張るのは茨城だけ ~

茨城県小美玉市下玉里のハス田

他県のハス田のようす

加賀レンコン産地の石川県津幡町河北潟干拓のハス田
熊本県松橋町のハス田
熊本県八代市金剛干拓のハス田
白石レンコン産地の佐賀県白石町のハス田
岩国レンコン産地の山口県岩国市のハス田
広島県東広島市田口のハス田