トピックス
10.282025
今月号の巻頭言
会報 ひばり 2025年11月号 より
双眼鏡からフィールドスコープへ、そしてカメラで
12月13日から昨年新しく建設された茨城町にある涸沼水鳥・湿地センターで会員の方々の応募作品の写真展が開催されます。
今回も野鳥の記録としてどんなきれいな、どんなポーズの、どんな種類の野鳥の写真がみられるのか楽しみです。
野鳥の観察、観察記録は文字、音声、写真などとなり、写真は最近の撮影機器の進歩(デジタル化・連写・ブレ防止・高倍率化・軽量化)もあって、単なる写真撮影だけでなく、探鳥会で探鳥しながらの撮影した写真が、識別や観察確認のために大変有効に使われ、双眼鏡やフィールドスコープだけでは楽しめない探鳥会を演出しています。
あっという間に目の前から消えてしまう野鳥の姿を液晶画面で確認、上空を飛ぶワシタカ類の写真からの識別、ヒタキやトケン類の胸の模様、シギチドリ類の識別にはとても役立ちます。これからも皆さんの様々な工夫で写真での探鳥が期待されます。
私の写真歴は浅く長いもので、スクリューマウントの500ミリのレンズ、コダックのリバーサルフィルムでスタートし、最近はとうとうミラーレスカメラ・ブレ防止機能付きとなりました。
息を飲むようなきれいな、かわいい写真は撮れませんでしたが、日本初記録となった北海道でのヒメカモメ、対馬でのオウチュウの写真は野鳥誌で紹介されました。
また日本産の最後のトキの姿も佐渡島で撮影でき、とても感激的でした。
日本野鳥の会茨城県
会長 矢吹 勉
会長 矢吹 勉
